macOS Sierraで計測器を制御するための環境構築


C言語を使って計測器(ネットワーク・アナライザ)を制御して自動で測定するプログラムをWindowsで組んでいたんですけれど、PCのHDDが壊れてしまいプログラムを消失してしまいました…
バックアップしておけばよかった…

嘆いていても仕方ない!
もともと使いたかったMacでも実現できそうということがわかったのでmacOSで計測器を制御するための環境構築を行いました。
環境構築するときにハマってしまったところがあったのでまとめておきます。

前準備|Xcodeのインストール

まず、始めにXcodeをインストールします。
  • App StoreからXcodeをダウンロード
  • ダウンロードが完了したら、アプリケーションフォルダからXcode.appを起動
  • インストーラーが表示されるので指示通りに進めていき、インストールを行う
これで前準備は完了です。ダウンロードとインストールには時間がかかってしまうと思いますが気長に待ちましょう。笑

計測器を制御するにはNI-VISAが必要

PCで計測器を制御するためにはNational Instrumentsが提供しているNI-VISAというハードウェアのドライバが必要となります。
(今回制御しようとしている計測器では。対応していない製品もあるかもしれません)

ここからNI-VISA 17.0 Mac OS X版をダウンロードしてください。
ダウンロードが完了したら、ダウンロードフォルダからNI-VISA_17.0.0.dmgを開きます。
すると以下のようなウィンドウが表示されるので赤枠で囲ってあるファイルをダブルクロックします。

すると以下のようなインストーラーが起動するので、指示に従って進めてください。
インストールが完了すれば環境設定の完了!!
…というわけには行きませんでした。このままでは計測器を制御できませんでした。

いろいろ調べていたんですけれど、OS X MavericksではうまくいくようなのですがmacOS Sierraではうまくいかないということはわかりました…。

試行錯誤しているとこの問題を解決することができたのでその方法を以下に示します。

macOS SierraでNI-VISAを利用するために

ここからはmaOS SierraでNI-VISAを利用する方法を示していきます。
この方法がベストなのかはわかりませんが自分はこれで解決したので試してみてください。

まず、Finderを開きcommand+shift+Gをおして/ライブラリ/Frameworksに移動します。
移動すると以下のような画面に移ります。移動したフォルダ内のVISA.frameworkを以下の場所に移動させます。
Finderでcommand+shift+Gをおして
/Applications/Xcode.app/Contents/Developer/Platforms/MacOSX.platform/Developer/SDKs/MacOSX10.12.sdk/System/Library/Frameworks
に移動し、VISA.frameworkをフォルダ内に移動します。
(自分の場合はこうでしたが環境によって変わるかもしれません。参考程度に。笑)

以上でmacOS SieeraでもNI-VISAを使用することができるようになりました!!

今度は実際にどのようなプログラムで制御しているのかを記事にしていこうかと思います。



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